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辛味の魔力

辛味の魔力

 

「来々軒のタンメンには、たっぷりのラー油をかけて食す」

これは、先代の時代から常連客を中心に

食されてきた独特のタンメンの食べ方でした。

来々軒のラー油は、当初から人気があったのですが、

かく言う私も来々軒に客として初めて食した際、

あっさりとしたタンメンのスープに、

ごま油と唐辛子の香ばしい香りがタンメンの味をぐっと引き締め、

その一杯を病みつきにさせる魔力のようなものが

あると思ったものでした。

 

私は辛いものは得意ではないので、

このぐらいが適量ですが、

スープを真っ赤にするほどの量で食するお客様も珍しくありません。

辛味の魔力の秘密は、

「トウガラシの文化誌」(アマール・ナージ)によると、

トウガラシを食した際の、

脳の”やけどの知覚”による反応が秘密の鍵なんだそうで、

唐辛子に含まれる化学物質のカプサイシンが、

辛さによってやけどを起こしたかのような信号を脳に送ることで、

脳は、カプサイシンによって体が傷つけられたと認識してしまい、

体内の鎮痛剤のエンドルフィンを分泌するらしいのです。

 

このエンドルフィンとやらは、

モルヒネやノボカインの注射と同様な効果を生み

それが高揚感が生み出される。

続けてトウガラシを食べることによって、

どんどんエンドルフィンが継続的に放出されて、

快感が急激に高められる。

そして、いわゆる「病みつき」現象へ

陥るというわけです。

 

心理的には、

辛い地獄の感覚が口の中で収まると、

その後に残るのは物足りなさ。

なくなったものを恋焦がれる気持ち。

口(それとも脳)は、今味わった体験を

もう一度味わいたいと思う。

口当たりを良くする感覚を与えてくれる。

そうしているうちに軽い陶酔感や

ほのかな恍惚感さえも味わうことがある。

 


なるほど!共感できます。

辛いものがそれほど得意ではない私にも、

この感覚はわかります。

 


ということは、

ラー油をたっぷり注ぎ入れたタンメンを食し、

スープまで飲み干すお客様は、

私の想像をはるかに超えた、

とてつもない高揚感に浸っている

ということでしょうか。


「辛味」は美味しさの一つの大事な要素です。

野菜や鶏豚骨のダシの旨味がたっぷり入った

優しい味のタンメンを、

高揚感や恋焦がれる気持ちとともに味わう。

 

この夏は猛暑ですが、汗をびっしょりかきながら

ぜひお試しください。

2012-08-02 09:46:00

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